2023年6月11日日曜日

UbuntuでPCVRを動かせたときのメモ

UbuntuでPCVR(SteamVR)を動かすことができたので、メモ。

また、書き直すね。

# 環境:
Ubuntu 22.04
Oculus Quest2



## ALVR導入手順:

'''bash
sudo apt install uidmap
'''

インストーラでポート開けられなかったとき:
'''bash
sudo ufw allow 9944
sudo ufw allow 9943
'''

## OculusQuest2の開発者モードを有効にする

クライアント側(Quest2)にAndroidの野良apk(ALVR)をぶち込むために必要。

手順

* oculusのサイトで、開発者アカウントの設定をする

二段階認証か、クレカ登録が必要

* スマホのOculusアプリで開発者アカウントからログインをすると、開発者モードのOn Offができるようになる
(ADBを介してUSBデバッグモードが有効になる)

* SideQuestでALVRのapkをぶち込む

注意
・Questの開発者モード(System -> Development)は英語でしか出てこない……と思う


## ALVRのインストール

・ALVRインストール時のターミナルの指示を読み飛ばさずに実行すること(赤文字と緑文字を読み飛ばさないように)

・Arch Linuxコンテナ内にSteamVRを入れる工程がミスりやすいので、よく注意書きを読むこと

1. ArchLinuxコンテナの中にSteamがインストールされるので、そこでSteamVRをArchLinux上のSteamを介して入れる

2. ターミナルに出力されている注意書きを読み飛ばさなければうまくいく(慣れてる人ほど引っかかりやすいトラップがある。インストール画面を手動で閉じちゃだめとか、そういう感じ)

3. 何回かSteamが再起動する。2回目以降はUbuntu上のSteamが起動する。こんがらないように気をつけてね。

4. うまくいくと、ALVRのGUIが起動する。その指示に従うこと。
(後日追記予定)

## Protonの設定

Proton Experimentでは動かなかったので、Proton GEを導入。(ProtonDBで動作報告が多数上がっていたため。)

Proton-GE 8-4でVRChat起動確認(ふふん)

## 現状の問題点
・カクついたり画面が崩壊することもある
・ヘッドセット内蔵スピーカーとマイクは使えなくなる(pipewireの設定で何とかなったりするようなことを書いてあるコメントもあったが、未検証。)


シェーダー部屋も40fpsくらいで動いた。winで体験した60fpsよりはやっぱり遅いけど、Ubuntu→Arch Linux→Proton(Windows)という構成が動くことがすでに感動


Appleの世界観からは程遠い、アナーキーな世界に、みんなで、バ美肉しにいこうね

2023年5月26日金曜日

ウブントゥのスチムーでゲムー:Part2. 「こうすれば動く!と思う!Ubuntu版steamでゲームを動かす最短メソッド!!」


前回のあらすじ:


霧原めいは苦しんでいた。

家のパソコンを開発機とするべく、Windowsを捨て、Ubuntuをインストール。 

彼女にとって、ゲームはかけがえのない存在であるが、それでも機械学習の方がもっと大切だった。


とは言いつつゲームはしたいので、どうにかならないものかと思案した霧原めいは、Steam Deckの発売によりProton (Linuxで動くWindows用ゲームが動く互換レイヤー)が怒涛の進化を遂げているという情報を元に「きっとうまくいく。」と自分を鼓舞した

 

ものの、Atomic Heartがコピーガードに引っかかって(正規品だこのやろう)動作せず、「めんどくさ」となったり、LLMの調教してるのでそもそもGPU使えねえですね(楽しいけど)と思いつつ、鬱屈した日々を過ごしていたのであった。



―― だが、それもこれまでだ。 ―― 



 

ウブントゥのスチムーでゲムー:Part.2 

「こうすれば動く! と思う!

Ubuntu版steamでゲームを動かす

最短メソッド!!」






 タイトルが次回予告と違う?そんなことは些細なことである

宇宙のスケールから見れば、我々人類が存在していることすら誤差の範疇だ。



――ただ一つ言えること。


UbuntuでSteamのゲーム(Windows用)は動くこともあるのだ。



 


本編のまとめ


・うごいた

・Atomic Heartの敵ロボットこわいけど、えっちな子もいて楽しい

・雰囲気として、大好きなBioshock Infinitを思い出す感じ 

Steam公式から steam.debを落としてきてdpkgでインストールしてProton設定すれば動く

・インストール先のファイルシステムがext4じゃないと動かないよ

 




やったこと:


1. snap版steamをアンインストールする


こいつ、動くゲームもあるから騙されたけれど、パーミッションの関係で動かないゲームがありやがるのです




2.  redditで情報を探す

こんな情報、日本語だけで検索してもまずでてこねぇですので、世界中のおたくに聞くのが一番はやいのです。


 


他の原因もいっぱい書いてあった気がする。あとは任せた。






3. Googleの検索結果のひどさを嘆く


日本のグーグル検索結果はスパムだらけで使えやしねぇのです。

検索上位のサイトが言ってる内容、自動生成されたスパムばかりで全部原因にたどり着けてねぇ、というか、原因追求してねぇだろ!!パーティションマネージャ系のソフト売りたいだけだろ!!なめてんのかスカタン野郎!!となる内容ばかりじゃねぇですか!ぶち○すぞヒューマン!!





4. Steam公式から steam.debを落としてきてインストール


``` bash

sudo dpkg -i steam.deb


```

※ dpkg : debian(*.deb) 方式のパッケージをインストールするコマンド。(-i : install)
 依存関係をよしなにしてくれないので、アンインストールのときがめんどくさい。
 ギルティ。(2回目)

  

※重要 ext4等のLinuxで使われてるファイルシステムのパーティション上にインストールすること




5.  Proton(Windows互換レイヤー)が動くように設定する


Property -> Compatibility -> "Force the use of a specific Steam Play compatibility tool"にチェック

 






すると、「Install」ボタンが青くなり、当然のごとく、押せばインストールが始まる。(2回目)






そして、Valveが誇る「Proton」――WindowsゲームをLinuxで動かすための互換レイヤーだ。――が、ゲイツへの反逆の唸りを上げるべく、「PLAY」ボタンを緑色に染める。(2回目)

 





――そう。このPLAYボタンを押せば、ボクはゲームがプレイできる。簡単なことだ。
ゲイブに、感謝しなきゃね。(2回目)




6. 「Atomic Heart」(殺意満々のえっちなロボットがでてくるゲーム)を起動する




7. 起動を待つために茶をしばいていると、突如画面にハッキングされたような演出がでてきてテンションが上がってくる




8. Bioshockだ……




9. あ、世界観めっちゃすき。めっちゃ細かいところ設定してる。だいすき。







10. 思う存分遊ぶ。






11. 頭いたくなってきたからねる





12. あとは特にないです。






 
次回、ウブントゥのスチムーでゲムー:Part3. 「たぶんPart3を書くことはないと思います」
 

愛があれば、steamは動く。







参考になりそうなサイト




 Steam Deck (Proton)での動作報告や、「このProtonのバージョンが最適だぜ!」という情報が集まったサイト



・ Steam Deck HQ (https://steamdeckhq.com/)

 Steam DeckやProtonについての最新情報をまとめてくれるサイト。
HQ(Head Quarter)というネーミングセンスがスチマーらしくてよい。





※用語解説


ウブントゥ:Ubuntuのこと。開発環境としての出来が最高。

スチムー:Steamのこと。Originと違うところは、Steam作ってる会社Valveは非上場で、真のゲーマーが作っているプラットフォームとなっていて、Steam自体に遊び心が散りばめられているところ。Originというか、EAは最近パッとしないね。


Maxis:シムピープルとかsimsとかsimcityとか作ってた会社。EAに吸収されて息の根を絶たれた。 

DICE:戦犯。

steamのセール: お祭り感を演出してて楽しい。販売サイト上にミニゲームとかイースターエッグが大量に出てくることにによりテンションが上がり、金銭感覚がゆるゆるになることにより大量の積みゲーが増えることになる。ゲイブに貢げる。


ゲイツ:WindowsとかMicrosoftとかXboxを作ったひと。ゲーマー。よく陰謀論のネタにされる。

 

ゲイブ:Harf-LifeとかValveとかSteam Deckを作ったひと。ゲーマー。よくクソコラのネタにされる。


2023年5月21日日曜日

ウブントゥのスチムーでゲムー:Part.1 「動かねえ」

 

ウブントゥのスチムーでゲムー:Part.1 「動かねえ」




それは、予想はしていたけれど、少し辛いものだった。


――UbuntuでSteamのゲームが、遊べない。




本編


【おことわり】
この記事を書いた段階ではまだゲームプレイはできていません。
霧原めいの右往左往を楽しむコンテンツです。



やったこと:


1. Steam公式から steam.debを落としてきてインストール


``` bash

sudo dpkg -i steam.deb

```

※ dpkg : debian(*.deb) 方式のパッケージをインストールするコマンド。
(-i : install)

 

 依存関係をよしなにしてくれないので、アンインストールのときがめんどくさい。
 ギルティ。

 

※ sudo : 一時的に管理者(superuser)権限でコマンドを実行(do)するコマンド。よくつかう。

 

 


2. 「Atomic Heart」(冷蔵庫や自動販売機に犯されるゲーム)をポチる


3. 開発中……





4.  Linux非対応ゲームを無理やりインストールする



初期状態だとLinuxネイティブ対応ゲーム以外は動かないので

 


 


Property -> Compatibility -> "Force the use of a specific Steam Play compatibility tool"にチェック

 






すると、「Install」ボタンが青くなり、当然のごとく、押せばインストールが始まる。






そして、Valveが誇る「Proton」――WindowsゲームをLinuxで動かすための互換レイヤーだ。――が、ゲイツへの反逆の唸りを上げるべく、「PLAY」ボタンを緑色に染める。

 





――そう。このPLAYボタンを押せば、ボクはゲームがプレイできる。簡単なことだ。
ゲイブに、感謝しなきゃね。





5. うごk……かない……なんで?


「PLAY」を押してもすぐに強制終了




6. 非公式版Proton「Proton-GE」を入れてみる

 

なんか公式ビルドより性能がいいらしいです

https://github.com/GloriousEggroll/proton-ge-custom 

 

導入方法:

Releases から Tar.gzファイルを落としてきて、解凍。

展開されたものを ~/.steam/root/compatibilitytools.d にぶち込む。


```

tar -xf GE-ProtonVERSION.tar.gz -C ~/.steam/root/compatibilitytools.d/

```

あとは、steamのプロパティでGE-Protonを指定するだけ。簡単なことだ。

Property -> Compatibility -> Protonのバージョンを指定するプルダウンで「GE-Proton」を選ぶだけ。

 



7. どうしてうごかないの?ねぇ!


「PLAY」を押しても立ち上がる気配すらない 





8. Steamのアンインストール


```
apt list --installed *steam*

```
これでインストール済みの"steam"という名前がついたパッケージをリストアップできるので、

```
sudo dpkg -r steam-launcher
sudo dpkg -r steam-libs-amd64
sudo dpkg -r steam-libs-i386
```
のようにして、パッケージを消していきます。

 

* dpkg -r : アンインストール時は引数に -r をつける(たぶんremoveの意味 調べてない)





7. SnapストアにSteamのパッケージがあったので再チャレンジ


きっと、うまくいく。


 

次回、ウブントゥのスチムーでゲムー:Part2. 「きっと、うまくいく。」
 

あきらめなければ、なんだって動くようになるはずだから。 







今後参考になりそうなサイト




 Steam Deck (Proton)での動作報告や、「このProtonのバージョンが最適だぜ!」という情報が集まったサイト



・ Steam Deck HQ (https://steamdeckhq.com/)

 Steam DeckやProtonについての最新情報をまとめてくれるサイト。
HQ(Head Quarter)というネーミングセンスがスチマーらしくてよい。





※用語解説


ウブントゥ:Ubuntuのこと。気分で半角にしただけ。Linuxのディストリビューションの一つ。

スチムー:Steamのこと。最初の頃のSteamクライアントにおけるバグった日本語表示に由来。語感がかわいい。

ゲムー:ゲームのこと。最初の頃のSteamクライアントにおけるバグった日本語表示に由来(同上)。かわいい。


開発中: スチムーでゲムーを購入する際、購入処理画面にでかでかと「開発中……」と表示されていたことに由来。かっこいい。


ゲイツ:WindowsとかMicrosoftとかXboxを作ったひと。かしこい。

 

ゲイブ:Harf-LifeとかValveとかSteam Deckを作ったひと。かわいい。


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